Cornelius / Mellow Waves
ミニマリズム
コーネリアスの本当の久々の新譜。仕事してくれた事には素直に感謝
ギターうまいねぇ。
ただし、すこし凡庸な印象を受けた。ミニマリズム関連の最近の動向は追いかけていないがありきたりと思う。エレピ使いすぎ。鬼気迫るこだわりを感じられなかった。
もっと透徹してほしかった。2017年の音なのかしらと。
カレならもっといけるはずだとおもうんだけど。坂本慎太郎のほうが面白いことやってる。
<追記>
聴いたあとでインタビュー記事読んだ。
ここからは全くの個人的な感想
なんかコーネリアスって知的でクールに若い時代音楽やってたじゃないですか?文化系で。
坂本慎太郎はファズ踏んで肉体芸術やってた。体育会系。
おっさんになって坂本慎太郎は体力を失った代わりに知性を手に入れて進化した。
コーネリアスは若い頃の肉体芸術を経由していないまま中年を迎えたので上滑りしてるんですよ。やっぱり人間は若い頃はがむしゃらにやって年をとって知性を手にする生き方が正しいのだと思いました。
冴えない彼女の育て方GirlsSide3
Goodです。
一行一行味わうように読みました。
いやー、次で最後か。
良い作品だよ全く。
追記
テンポが良いというか文字数少ない本だけど、一文一文の密度がすごい。おっさんなので丸戸さんのエロゲーをやった世代。こうやって本という後に残るフォーマットで先生の作品を読めるのはすごい幸せ。これは青春だよ。青春だねぇ。こんな熱くてちょっと自己言及しながらの若さって憧れる。いやー、自分のこと思いだしたら幼かったなぁって恥ずかしい。今からでも間に合うのかね。間に合うのかもしれないね。生き方考え直してみようか。
女同士の友情とか、正妻以外失恋フルボッコとか、機微ね。うまい。英梨々のところもうちょっと詳しく書いてほしかった。個人的に好きなキャラクターなので。自分がフルボッコしているのに正妻の背中を押す詩羽の行動原理ってやっぱり仲間意識とか女の友情とかそういう濃密な感じなのかねぇ。仲間って良いよね。仲間って良い。仲間とものづくり、これはほんと良い。「盟友と出会えた」って10代で言えちゃうところとかめっちゃ幸せだ。あとがき曰く主人公以外思い通りに動いてくれないって、作者冥利に尽きる作品を作れてるんじゃないですか?>先生。
冴えない彼女の育てかた Girls Side3 (ファンタジア文庫)
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雑文:冴えカノとエロマンガ先生の創作に対するシリアスさの違い、自分は?
冴えカノとエロマンガ先生、創作者の事を題材にしたすこしメタな物語というところで共通しているけど創作に対するスタンスが違うなー、と。
冴えカノは苦しんで生み出すけどエロマンガ先生はつらそうにしない。
命を削る/仕事としてやってるの違い。
自分は創作者とはおこがましくて言えないけど、まぁ、仕事でも趣味でも色々作ってる。
自分はどっち側なのか。
基本的には楽しいからやってるのであって命削ってる感覚はない。
あー、昔は合ったのかも。20代のころ。あのころは命削って生きてた。
年取ってあの頃の熱意はなくなったけれどアウトプットはそこそこコンスタントにできてる感覚ある。
一周した感じでなんとなく勘が効くというか。まぁ、自分の限界を知って限界の中でやってるだけって話もある。
今でもgithubにPRするのとかドキドキするし、音楽はいつも自分に不満だけど、なんか出来てしまったよね、自分っていう型とかスタイルみたいなものが。
どれも「自分だわ」っていう驚きのないのは確かだけど、それでもそれを好きと言ってくれる人もいて。
変な気負いもないし、なにより良き結婚していろいろ変わった。「あ、これでよいのか、人生って楽しんでよいのか。」みたいな感じ。人生観変わったのかも。
冴えカノは若さなのかな。若さなんだろうな。青春ですよ。
エロマンガ先生はあえてそいう描写をつらそうに書かないだけかも。
「創るのは苦しいけど基本的に楽しい」
エロマンガ先生は前作の流れで読み始めて惰性で読んでいてぶっちゃけいつ終わっても良い。
冴えカノはどこに着地するのかよくわかんないけど作者が実績のある完成させられる系のプロなのでどこかには落ち着かせるのでしょう。
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うらら迷路帖08いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん
わかんないことがあったほうが多分楽しいよ。だって明日にはわかるかもしれないもん。開けてない宝箱を持って歩くみたい、それなら明日も明後日も全部楽しみになっちゃうでしょ?
染み入るね。
小林さんちのメイドラゴンもっと人気でろ
平常心で楽しめるからもっと人気出て良いと思うのだけれど。どこかに歪なところがあるわけでなく、常にニュートラルな感じ。「わたしはこう思う」と押し付けることもなく。世の中の見方にはいろいろあるってわかる。
「たのしー」とか無いからパンチには欠けるのかもしれないけれど、胸にストンとおちるセリフや仕草の描写はとても説得力があって癒されるのだ。とても上質だと思うんだけれど全然バズってる感じ無い。もっと人気出てほしい。
こういう表情とか仕草とか好き。
OPもEDも好きです。OPのサビの
僕は君の翼に なれる勇気があるよ! (please stay with me) どんな試練も怖くない その魔法があるから (なんてったってコングラッチュレーション!) 初めて出会う世界に 花束を贈ろう (made in society)
はちょっと泣ける。