やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14巻の感想と冴えカノmemorial2について
終わりました。
おわりました。
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。14巻について
雪ノ下エンドでしたね。雪乃さん、めっちゃ可愛かった(語彙)。八幡もこじらせててたけど頑張った感じ。まだ12-14巻通してもう何度か読まないと感想きちんとかけないのですけど、14巻だけ何度か読み返した感じ。
個人的にはSS読みまくっているせいでキャラクターの性格がよくわかんなくなっててちょっとわかんないや。いろはさんとかねぇ。
最初に思ったのは由比ヶ浜辛すぎるって。
このまま三人で事実婚していけば良いんじゃないかなぁ、ってSS脳は妄想が出るくらい由比ヶ浜が辛いよね。なんだろう、彼女、どうやって自分に折り合いつけて生きていくんだろうと心配。初恋は実らないものですけど。
ラノベフォーマットバリバリで始まって一瞬文学作品かな、ってところまで深化したけど結果としてラノベフォーマットに収まってしまってなんだかちょっと残念です。
個人的には1巻から追いかけてて、年取ったなぁ、って思いつつ、これだけまたせたのだから爪痕残してほしかった感じもありつつ。多分忘れてしまうなぁ。悪い意味で忘れてしまう感じ、わかりますかね?何も残らなかった。エンタメから抜け出そうとしてエンタメに収まってしまった残念感ね。
「6番線~」のシリアスさは秀逸だったんだなぁ。映画化すればよいのに。
6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。 (角川スニーカー文庫)
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↑ほんとおすすめ。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14) (ガガガ文庫 わ 3-24)
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冴えカノmemorial2
もう、メタがメタでなんかよくわからないけど、ラノベフォーマットで全開まで楽しませてくれた作品。秀逸。奇をてらわず、面白いでしょって、面白かった。「終わり」をきちんとできる作品って最近本当に少ないから良かったねぇって。
恵がかわいい、とかみんな言うけど、自分としては恵可愛い的要素は結婚して嫁から摂取できているので実は後半そんなに響かなったり。やっぱこれ童貞マインド持ちの独身オタクのための作品なんだなぁと。そういえば童貞マインドの独身オタクだったなー。いまはもう別の生き物になってしまったけど。
冴えカノで自分が響いているのはクリエイターの真摯さというか、一生懸命生きているところだよね。ほんと「頑張ろう」ってなる。べつにクリエイターとかじゃないけど、人生前向いて生きていこうって。そういうところ丸戸さん、マジで書いているんだよね。そこだけマジ、みたいな
作品の構造はすごいなー、すごいなー、って感じがする作品でした。ゲームを作るんだけど、それは実生活とリンクしてて、という作品の中をメタで現実がいじるみたいな重層構造のメタ、メタがメタでもうわけわからなくなるんだけど(意味不明に)浮き出てくる生々しさというか、これはすごい文章技術。エロゲ界隈でレジェンドだったと思うけど、その他と最高傑作更新するってすごいって。
最初から最初までエンタメに徹して、楽しませてくれたところがすごい。
で、ロスね。
思えば
「なれるSE」も終わって、
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「冴えカノ」も終わって
「俺ガイル」も終わって
もう、私のラノベライフ、難民です。自分の中で大事な中心的なシリーズがなくなっていく。加齢ですねー。
青春延長線をぶちかまして人生だいぶ遠回りしたけど、その後の残滓みたいにすがりついていたシリーズも終わって。本格的に難民ですよ。
どうしたものか。文芸に行くか。
現場からは以上です。