母の呪い

最近母と話している。

彼女と話していると彼女のメッセージは

「お前は幸せにはなれない」

「お前は全て間違っている」

「幸せになるには〇〇の宗教をせよ」

「〇〇の宗教をすれば全て救われ幸せになれる」

である。

20年前に吐き気がして逃げ出したのだ。

けれど今また滅びゆく地方都市に母と閉じ込められている。

呪いだ。これは呪いだ。解けることのない呪いだ。

結婚で救われたと思っていたが、妻と子供には拒絶された。

もう私はどこにもいけない。

母を介護しなくてはならない。

私はここでこのまま朽ち果てるのだ。

無気力と絶望が体を覆う。

人生とはこのようなものなのかもしれない。

人生とは、自意識とはなんなのか?